リラックス法のご提案
1日の活動が終わり、布団にはいる前にぬるめ(40度よりぬるめ)のお風呂にゆっくりとつかります。
お湯を熱くしてしまうと、かえって体が起きてしまいます(運動前にウォーミングアップをしているようなものです)。
音楽を聞いたり、好きな香りをお湯に混ぜるのも良いですね。
呼吸はゆっくりと、はきだす方を意識して。
お湯に体をまかせて20~30分つかっていると、首・肩の凝りや額の重苦しい感じが、すうっととけてきます。
そのときに『ああ、これがリラックスしているというのだなあ』と自分にいい聞かせるようにしましょう。
湯船から上がる時はふらつきやすいので、そろりと湯船から出てくださいね。
そのあとはスマホを見たりせずに、すぐに布団に入る。
湯疲れのままスっと眠りに入っていくことが大事です。疲労は回復し、睡眠も深くなります。
これを繰り返していると、リラックスした時と緊張している時との、体の違いがわかるようになます。
日中に緊張し過ぎたとき、リラックスした感覚を思い出しやすくなります。
この方法は自宅でも出張で泊まったホテルのお風呂でもできます。
しかも運動療法・筋弛緩法・自律訓練法などと違って湯船に体を任せきりでぐうたらできるところがポイントです。
これに限らず、リラクゼーション法は、頭の中で『リラックスしよう!』と眉間にシワを寄せていても出来ません。
安心できる環境で、五感に訴えかけるものが良いでしょう。
シャワーだけの方は、温度を38度程度にすると寝入りがよくなるかもしれません
(冬場は心もとないですが‥)。